むしろ逆効果!?仕事のミスを減らすためにやらない方がいいこと|合同会社hige
こんにちは、合同会社higeの広報担当、まっさんです。
仕事にはつきもののミスや失敗。内容によってはその日一日をブルーにしてしまうことも。僕は以前、自身の確認漏れにより上司がクライアントに謝らなければならないという事態を招いてしまいました。あのとき感じた、いたたまれない気持ちは今でも覚えています。
そんな僕に、前職の上司は
「ミスをした時にやみくもに対応をすると、かえってミスを産みやすくなる。正しく対応しなさい」
と教えてくれました。その教えが、私にとっては今でも貴重な財産です。
失敗にどう対処するかということは仕事をする上で重要なテーマであるため、今回は、"やらない方がいい"対処法と"やったほうがいい"対処法について、簡単にまとめてみました。
やらない方がいいミスの対処法
無駄な反省文
ミスに対して「なぜ失敗したのか」「どの程度反省しているのか」というのを書かせる対処です。ひょっとして、小学校で書かされたことがある人いらっしゃるのではないでしょうか。文章化させることで社員の反省を促し、次のミスをなくすことを目的としているものだと思います。
反省文がただ「反省します」「以後このようなことがないように気をつけます」だけで構成されると、具体的な改善にはつながりません。"反省すること"は確かに必要なことかもしれませんが、それ自体は"業務の改善"には繋がっていないのです。
プレッシャーをかけて反省を促すのではなく、
・日々のチェック項目を増やす
・自分の仕事をほかの人にレビューしてもらう
・作業内容をドキュメント化して管理する
といった具体的な対応方法を考えて業務に根付かせていくことが大切です。
過度な責任追及
ミスや失敗が発覚したとき、「この事故は誰の責任なのか」ということを確認する必要があると思います。
しかし"責任追及"よりも重視されるべきなのが"原因追及"です。ひとつの出来事を切り取って「ミスをしたのは○○さんですよね」と言うことは簡単ですが、そもそもミスが起こりやすい業務フローが組まれていたり、社内の雰囲気がミスを誘発している可能性もあります(過度なプレッシャーがかかっている状態ではリラックスしているときよりもミスしやすいです)。
トヨタ自動車では「バッド・ニュース・ファースト」という考えを大切にしているそうです。ミスを隠すのではなく、すぐに見える化することによって対処が早くなります。ミスや失敗は「より良いもの」をつくるチャンスだという考え方が根付いているのです。(参考:仕事でミスを連発する人は「トヨタ式」に学べhttps://search.yahoo.co.jp/amp/s/toyokeizai.net/articles/amp/204412%3Fusqp%3Dmq331AQGCAEoATgA)
やった方がいいミスの対処法
上記やらない方がいい対処法についてまとめましたが、やった方がいいことについても昔教わった方法について紹介します。
素早い報告
ミスは時間が経つほど影響範囲が広がってしまいます。早めに報告し対応策を考えることがとても重要です。失敗を報告しやすい雰囲気作りを、上司がしてくれるととても有難いですよね。(部下だった僕は、上司が忙しいなどで話しにくくても、勇気を持って報告することが大切だと考えていました)
ミスの記録
また「ミスを記録して、なぜミスしたかを後で振り返れるようにする」ことも良いと思います。「同じミスは2度してはならない」と言いますが、実際は何度も繰り返してしまうもの(少なくとも僕はそうです)。ミスを記録していれば、同じミスをしそうになったときに、いったん立ち止まって考えることができます。
僕も以前に、1日の作業の振り返りをまとめていました。予定通りにタスクが進捗したかを確認して、遅れていたらその原因を記載するというものです。自分はわからないことがあると相談せずに抱え込むという癖があり、そこを直すことで仕事のスピードがぐんと上がるようになったことを覚えています。
以上、ミスを減らすためにやらない方がいいこと、やった方がいいことについて書いてみました。「真摯にミスに向き合って改善する姿は、何よりも信頼に値する」と言って頂いたことがあります。僕も慢心することなく日々改善に努めてまいります!
参考記事